美容師としてのキャリアには、サロンに雇用されるスタイルや、自身でサロンを運営するスタイルがありますが、「フリーランス」という選択肢もあります。フリーランスとして働くことで、収入形態や働き方が変わるため、検討してみる価値があります。
今回は、フリーランス美容師の収入やメリット・デメリットについてご紹介します。ぜひ、将来のキャリアを考える参考にしてください。
フリーランス美容師とは？
フリーランス美容師とは、美容室に雇用されずに個人事業主として独立して働く美容師のことを指します。主に以下の2つの働き方があります。
面貸し・シェアサロン
面貸し美容師は、美容室の一部のセット面を借りて、自分のお客様に施術を行います。売上の一部を使用料や手数料としてサロンに支払い、残りが自分の収入となります。ロイヤリティの割合や使用条件はサロンによって異なるため、事前に確認が必要です。
業務委託
業務委託美容師は、サロンと「業務委託契約」を結び、サロンのお客様を施術します。報酬は売上の一部（40～60％前後）として支払われます。サロンに雇用されるわけではないため、働き方の自由度は高いですが、保障はありません。
フリーランス美容師の数
日経MJ新聞の記事によれば、2017年11月時点で日本には8万3,000人のフリーランス美容師がいます。この数字は年々増加傾向にあり、多くの美容師がフリーランスとして活躍しています。
美容師の総数
厚生労働省のデータによると、2023年8月時点で35万1,060人の美容師が働いています。また、美容師の免許を毎年1万7,000～8,000人が取得しています。
フリーランス美容師の収入
フリーランス美容師の収入は、売上や歩合によって大きく変わります。地域差もありますが、都会では高収入を得やすい傾向があります。
収入シミュレーション
-
売上60万円・歩合60％の場合:
- 月収: 60万円 × 60％ = 36万円
- 年収: 36万円 × 12ヶ月 = 432万円
-
売上80万円・歩合50％の場合:
- 月収: 80万円 × 50％ = 40万円
- 年収: 40万円 × 12ヶ月 = 480万円
物販の売上や指名料、インセンティブが加わることで、さらに高収入を目指すことも可能です。
美容師全体の収入と比較
ハローワークのデータによると、一般的な美容師の平均月収は25.1万円、年収は330.1万円です。これに対して、フリーランス美容師は高収入を得やすい傾向があります。
フリーランス美容師の最高月収
フリーランス美容師が最高でどれくらい稼げるかを考えると、例えば1日6万円の売上が毎日続いた場合、月の売上は180万円となります。報酬が70％の場合、月収は126万円、年収は1,512万円に達します。しかし、これは理論上の話であり、実際には予約が常に埋まるわけではないため、現実的にはもう少し低い収入になります。
フリーランス美容師のメリット
- 初期費用の抑制: 既存の美容施設を利用するため、開業資金を抑えられます。
- 働く時間の自由: 仕事をした分だけ収入を得られるため、働き方に柔軟性があります。
フリーランス美容師のデメリット
- 収入の不安定さ: 固定給がないため、働かなければ収入がありません。
- 税務処理の負担: 確定申告や税金の支払いを自分で行う必要があります。必要に応じて税理士の助けを借りることも検討しましょう。
ZEROSTAなら、
それぞれのメリットを融合した新しい働き方が実現
ZEROSTAは、面貸し美容師と業務委託美容師の利点を組み合わせた新しい雇用形態を提供しています。
- プライベート優先の予約管理: 自分のスケジュールに合わせて予約を調整。
- 少人数の入客: 無理のないスケジュールで働ける。
- 残業なし: 定時で帰宅でき、プライベートも充実。
- トレーニングは営業時間内: 効率的にスキルアップ。
- 長期休暇取得可能: 旅行やリフレッシュのための長期休暇も取得可能。
- オンライン学習: 自宅でもどこでも学べる環境。
- 効率的なサロンワーク: 無駄を省いたマニュアル化。
- ミーティングなし: ストレスフリーな職場環境。
ZEROSTAでは、好きな仕事を続けながらプライベートも大切にする働き方が可能です。新しい働き方を探している方は、ぜひ一度ZEROSTAでの働き方を検討してみてください。
コメント